HPVワクチンキャッチアップ接種

HPV(子宮頸がん)ワクチンの接種を逃した方へ
~キャッチアップ接種のご案内~

HPV ワクチンの公費でのキャッチアップ接種は 2024 年度末に終了します。
全3回の接種を公費(無料)で終えるには
2024年9月末まで1回目の接種が必要です!

HPVワクチン予防接種の積極的な勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対し、公平な接種機会を確保する観点から、2025年3月末までの期間限定で、公費(無料)によるHPVワクチンの接種の機会(キャッチアップ接種)が提供されています。
子宮頸がんは、主にHPVの感染が原因と言われており、若い年齢層で発症する割合が比較的高いがんです。日本では毎年、約1.1万人の女性が子宮頸がんになり、約2,900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。子宮頸がんは20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。HPVワクチンは、この子宮頸がん等の原因となるHPVの感染を予防するためのワクチンです。
HPVワクチンは一定の間隔をあけて同じ種類を合計3回接種しますので、接種を終えるまで6か月かかります。公費(無料)で3回の接種を受けるためには、2024年9月までに接種を始める必要があります。接種を検討されている方は、お早めに住民票のある市町村に手続方法等について確認してください。

次の2つを満たす方がキャッチアップ接種の対象となります
1)平成9年度~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性
2)過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない※
※過去に接種したワクチンの情報(ワクチンの種類や接種時期)については、母子健康手帳等で確認してください。

もっと知りたい!HPVワクチン

HPV「キャッチアップ接種」とは

「HPVワクチン接種の機会を逃した方のための接種」です。
HPVワクチンは、平成25(2013)年6月から、積極的な勧奨を一時的に差し控えていましたが、令和3(2021)年11月に、専門家の評価により「HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当」とされ、令和4(2022)年4月から、他の定期接種と同様に、個別の勧奨を行っています。平成9年度~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性の中には、通常のHPVワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した方がいらっしゃいます。まだ接種を受けていない方に、あらためて、2025年3月31日までの期間限定で、公費(無料)によるHPVワクチンの接種の機会が提供されています。

HPVワクチン接種の効果

ヒトパピローマウイルス(HPV)の中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。そのことにより、2価・4価ワクチンでは子宮頸がんの原因の50~70%を、9価ワクチンは子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

ワクチンの種類とスケジュール

公費(無料)で接種できるHPVワクチンは2価・4価・9価の3種類(サーバリックス、ガーダシル、シルガード9)あります。一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種します。

どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。なお、公費(無料)で3回の接種を受けるためには、2024年9月までに接種を始める必要があります。

接種のため手続き

定期の予防接種は、各市町村が主体となって実施しています。詳細は、住民票のある市町村からのお知らせやホームページ等で確認してください。
大学通学のため一時的に市外に居住しているなど、住民票のある市町村以外での接種が可能な場合もあります。申請や手続きに時間がかかることがありますので、早めに住民票のある自治体で確認してください。
過去に受けた接種回数や時期により、接種方法が異なる場合があります。できるだけ接種の記録(母子手帳など)を確認・持参して、市町村や医療機関に相談してください。


HPVワクチンに関する相談先
HPVワクチン関連リンク

資料等引用元:厚生労働省ホームページ